服装(髪型)とiPadのルールを考えることに決定!! (小津中2年ルールメイカー K)
(RMP)とは?
今年度7月、生徒会会長の力強い呼びかけでスタートした「ルールメイキングプロジェクト」。その中心として活動しているのが、「生徒会+有志メンバー」20人弱の私たちルールメイカーです。 私たちは、『生徒の生徒による生徒のための校則』というコンセプトを打ち出し、これまで小津中の校則・ルールについて、考えてきました。全校の意見をどのように集めるか悩んだ結果、9月22日に「全校クラス会議」を実施しました。「全校クラス会議」では、制服、髪型、スマートフォン、自転車通学など、たくさんの「変えたい校則・ルール」が寄せられました。
二つのルールを見直すことに決定
「全校クラス会議」後の話し合いで2つのルールを見直すことに決定 クラス会議が行われた日の放課後、各クラスで出された案を寄せ合い、24日に出た案をまとめ、どの案を今年度、実際にルールにするかと話し合いました。各クラスの意見を持ち寄ったルールメイカー同志で、どのルールを今年度見直すかをじっくりと議論しました。その結果…、「服装(制服)等について」と「iPad使用」 の校則・ルールを考えていくことに決定しました。白熱した議論となりましたが、2つに絞ったのは、以下の理由からです。
服装(制服等)の見直しを行う理由
各クラスから、「女子も長ズボンを履けるようにしてほしい。」「暑さや寒さに対応できるようにスラックスやハーフパンツを履けるように。」「着心地のいいものにしてほしい」「体操服を年中選択して着ることができるようにしてほしい。」など多様な意見が多く寄せられていました。服装のルールはどの生徒にとっても身近なルールであり、どの生徒にも関わるルールであると考えました。また、現在服装について重視していかなければならないLGBTq(セクシュアルマイノリティ全般を表す言葉)についての意見も複数のルールメイカーから出てきました。いろいろな価値をもつ人たちに対応できる服装のルールにしないといけないとルールメイカーの人たちが感じたからです。また、合わせて関心の高かかった髪型についても検討を開始していくことになりました。
iPadの利用方法のルールづくりについて
授業の時などに、「調べ物をしている際、フィルターが強すぎて調べたいものが調べられない」などもっと自由に使いたいという意見がある一方、「今はルールがきちんと決まっておらず、学校で学習以外の目的で好き勝手に使っている人がいる」「授業中なのにひどい使い方をしている人がいる」という意見も出ました。このように、様々な意見が出ているので、しっかりとルールを決め全校生徒が安心して使用できるようにしたいと思います。
今回は見送ったルールについて
今年度のルールメイキングではクラス会議で出てきたすべての意見を検討することは難しい状況です。以下の、テーマ等については最終の検討段階まで残っていましたが、今回のルールメイキングでは見送ることとしました。
①「スマートフォンの持ち込み」の見直しを見送った理由 スマートフォンの持ち込みについては、iPadの使い方が明確に決まっていない現状では、iPadの校則を先に考えるべきと判断しました。その後、iPadのルールを土台として、また次の機会にスマートフォンの校則を検討しても良いのではなないかという考えになりました。
②「自転車通学」を見送った理由 自転車通学は、自転車置き場の確保等、ルールの改正だけでは解決できない問題が多くあります。また安全面の確保など、時間をかけて解決するべき課題が多いと感じます。私たちルールメイカーはより多くの人に関係があり、より身近な課題から取り組んだほう良いと考えました。
また、校則・ルール以外の要望もたくさんありました。(「自習室」「給食の改善」等)これらの課題については、ルールメイキングの会議以外の場所で見直していくものもあるそうです。
今回見送ったルールについても、多くの意見が集まり、また積極的に活動に取り組みたいルールメイカーがたくさん出てくれば、今後(来年度以降)見直していく可能性もあります。