新体制での小津中ルールメイキング活動。標準服づくりスタート!(3年ルールメイカーM)
新メンバーも加わり、「生徒の生徒による生徒のための校則」というコンセプトは変えず、新たな体制で臨んだ2年目のルールメイキングプロジェクトがスタートしました。5月17日のルールメイキングでは制服会社の方にも来ていただきお話を伺いながら、先日のアンケートをもとにルールメイカーとして方針を確定すること、新標準服について「小津らしさ」を表現した標準服とするにはどうしたらいいかの2つについて考え、スケジュールの確認を行いました。
1、アンケートの結果を受けて
「制服自体の見直しや標準服の明確化」については、「男女問わずスラックスを選べるようにしてほしい」「今の制服は着心地がよくない」「洗いづらい」「気候に合わせることができるようにしてほしい(カッターシャツは暑く、スカートは冬寒いなど)」「LGBTQなど多様性にも配慮する必要がある」などの意見を受けて、誰もが着たいと思える服装を標準服として新しく作っていくことになったものです。その際、大手衣料品店などの既製品を取り入れるのも良いのではないかという意見が出ました。
そして、先日「スラックスは小津オリジナルのものをつくるか既製品のものを使用するのか」についてのアンケートを行いました。アンケート結果としては既製品のものが良いという意見が生徒・保護者の合計が313票(生徒175票+保護者138)、オリジナルのものが良いという意見が合計で215票(生徒128票+保護者87票)でした。
その結果を受け、ルールメイカーの間で再度議論した結果、「スラックスは既製品のものを使用する」ということに決定しました。既製品になった理由として以下の3点を重視しました。
○「多様性」への対応
• 人によって身長や体格、好みなどは違うため、一人一人に応じた服装を個人で選べる方が良い。
• 小津中学校としては「誰もが着たいと思える服装」を目指しているが、今回のアンケート結果は、「より個人が選べるように」することで「誰もが着たいと思える服装」にしてほしいということだと考えた。
・これまでの議論もふまえると「小津中らしさ」の一つは「多様性」でもある。
○「値段が安いため買い替えがしやすい」
• スラックスをオリジナルにした場合にかかる値段は10,000円程、既製品にした場合にかかる値段は4,000円程で約6,000円の差があり、この差は買い替えのことを考えると大きい。
• 近くの店舗やインターネットで購入できるようになる可能性もあり買い替えやすい。
○「スラックス以外で独自の『小津中らしさ』も表現できる」
• ブレザー・スカートはオリジナルのものを制作していく。今回のオリジナル派の意見で多かった「小津中らしさ」は、ブレザーのカラーや生地の選択、ボタンやエンブレムを小津独自のものにすることなどで表現していくことができると考えている。(これについては以下の「小津らしい新標準服づくり」にて詳しく解説します。)
2、小津らしい新標準服づくり
ジャケット・スカート・リボンやネクタイのデザインについて制服会社の明石さんから実物を確認しながら、お話を伺いました。
他にもエンブレムやボタンのデザイン決定までの過程について意見をもらいながら、話し合いをしました。
ルールメイカー内では「ブレザーなどは複数ある決められた色の中から、性別関係なく自分で好きなものを選べるようにしたらどうか」、「エンブレムやボタンのデザインは校内でコンテストを開いたらどうか」などの意見があがりました。また、ブレザーの選択については、生徒の皆さんの投票で進めていくのもいいのではないかと考えています。今後もご協力をお願いします。
3、今後の予定
オリジナルの標準服については、エンブレムコンテストを行い、7月頃にサンプルの完成、9月頃を目処に全校生徒や保護者に対して発表会を行う予定です。そして、12月中に注文ができるようになることを目指しています。エンブレムについては、生徒の皆様にデザインを募集する予定です。
ご協力お願いします。生徒や保護者の方、この記事を読んでくださったあなた。ぜひ楽しみにしていてください!